FSMについて
地図
ミクロネシア連邦は、太平洋西部に位置し赤道のすぐ上を東西約2,500キロにわたって広がるヤップ・チューク・ポンペイおよびコスラエの4州と607の小さな島々の連邦国家です。西側に位置するパラオ共和国と共にカロリン諸島を構成し、東側にはマーシャル諸島とギルバート諸島、北側にはグアムやサイパン島の属するマリアナ諸島が広がっています。
基本情報
■面積:700平方キロメートル(奄美大島とほぼ同じ)
■人口:110,728人(2009年、世界銀行)
■首都:パリキール
■民族:ミクロネシア系
■言語:英語の他、現地の8言語
■宗教:キリスト教(プロテスタント及びカトリック)
■歴史:
1500年代 | スペイン人がミクロネシアの島々に来航 |
1886年代 | スペインがマリアナ諸島、カロリン諸島の領有権宣言。 |
1899年 | スペインがミクロネシアの島々を独に売却。 |
1914年 | 第一次大戦始まる。日本は現在のミクロネシア連邦、パラオ、マーシャル、北マリアナを含むミクロネシア(南洋群島)を占領。 |
1920年 | 国際連盟から日本のミクロネシア(南洋群島)委任統治が認められる。 |
1945年 | 太平洋戦争終結。米軍の占領始まる。 |
1947年 | 国連の太平洋信託統治領として米国の統治始まる。 |
1965年 | ミクロネシア議会発足。 |
1969年 | 信託統治終了後の政治的地位に関し、米との交渉を開始。その後、北マリアナ、マーシャル、パラオ、その他のミクロネシア地域(現ミクロネシア連邦)がそれぞれ米と個別に交渉することとなる。 |
1978年 | ヤップ、トラック、ポナペ、コスラエの4州で連邦を構成する憲法草案が住民投票の結果承認される。 |
1979年 | 憲法施行。自治政府発足。初代大統領に日経のトシヲ・ナカヤマ氏が就任。 |
1986年11月3日 | 米国との間で自由連合盟約(コンパクト)発行、独立。 |
1988年12月 | 日本はミクロネシア連邦と外交関係開設。 |
1991年9月17日 | 国連加盟。 |
■政体:大統領制(各州1名ずつ選出の4年任期議員4名の中から、2年任期議員10名を含めた全議員14名により選出)
■議会:(1)一院制/4年任期議員数4名、2年任期議員数10名
チューク(旧称トラック)州5名、
ポンペイ(旧称ポナペ)州3名、
ヤップ州・コスラエ州各1名。(2009年3月総選挙実施済)
(2)政党はなし。
■内政:(1) 言語、習慣、文化等が異なる4州が連邦を構成していることもあり、 政府による雇用、議会の委員長の配分等は総て州の人口比に応じ て行われている。大統領も、紳士協定により、各州の輪番制とされ ているが、必ずしも厳格に適用されているわけではない。 政府の課題は種々の面で各州間の利害関係を調整 しつつ、如何に 経済開発を進め、自立可能な経済を構築するかにある。
(2) 政府の主要政策は、
(イ) 漁業・農業・観光を軸とする経済的自立の達成、
(ロ) 伝統文化の保持と近代化の調和ある国家形成、
(ハ) 連邦を構成 する4州(ポンペイ、チューク、コスラエ、ヤップ) の政治的統合の強化である。また、2007年7月に就任したモリ 大統領は、政権発足後、直ちに教育省、 環境・危機管理局等を 新設し「行政組織再編」を最優先課題として取り組んでいる。
(3) 米国との改訂自由連合盟約(改訂コンパクト、2004年5月発効)の 履行及び履行状況全般に対する連邦政府の監督を強化。改訂コン パクト期限切れとなる2023年に向けて、海外援助依存からの脱皮 を目指す。
憲法前文
PREAMBLE
WE, THE PEOPLE OF MICRONESIA, exercising our inherent sovereignty, do hereby establish this Constitution of the Federated States of Micronesia.
With this Constitution, we affirm our common wish to live together in peace and harmony, to preserve the heritage of the past, and to protect the promise of the future.
To make one nation of many islands, we respect the diversity of our cultures. Our differences enrich us. The seas bring us together, they do not separate us. Our islands sustain us, our island nation enlarges us and makes us stronger.
Our ancestors, who made their homes on these islands, displaced no other people. We, who remain, wish no other home than this. Having known war, we hope for peace. Having been divided, we wish unity. Having been ruled, we seek freedom.
Micronesia began in the days when man explored seas in rafts and canoes. The Micronesian nation is born in an age when men voyage among stars; our world itself is an island. We extend to all nations what we seek from each: peace, friendship, cooperation, and love in our common humanity. With this Constitution we, who have been the wards of other nations, become the proud guardian of our own islands, now and forever.
From the PREAMBLE of the CONSTITUION of the Federated States of Micronesia
観光案内
ミクロネシア連邦は、観光地としてはまだそれほど世界的に認知されているわけではありませんが、それゆえに島の人々はここを訪れる人を温かく出迎えてくれます。そんなフレンドリーな歓迎ぶりも、訪れる人にとって大きな魅力の一つといえるのかもしれません。
われわれは自然志向の旅をされる方を特に歓迎しています。きっと、ユニークな文化・マリンアドベンチャーの真の魅力にふれながら、島々の美しさを堪能していただけると確信しています。
ミクロネシア連邦の体験情報満載のガイドブックをダウンロードしていただけます。
*印刷、ダウンロードは可能ですが、無断での2次使用はご遠慮ください。
尚、当該情報・画像など使用したい場合は「お問い合わせ」から内容を記入していただき、送信をお願いします。
Rainbownesia
南太平洋に浮かぶ約600の島々からなる国、ミクロネシア連邦。
神秘的で、生きるエネルギーの満ち溢れたこの国が、世界にどう貢献できるかを考えた時に、見えてきた未来ビジョン。
それは、「いのちのリチャージ」を提供する環境観光立国のあり方でした。
ミクロネシア連邦が目指すこの未来の楽園は、レインボーネシアと名付けられ、国おこしの国家プロジェクトとして始動しました。