先日、日本赤十字社神奈川県支部の工藤孝志事業部長と山崎高多企画広報係長が大使を訪問されました。
この度、赤十字新聞 第840号の 「*もっとクロス!国際版」 にミクロネシア連邦の赤十字の記事が載りましたので、この新聞を大使にお持ちくださったのです。 記事の内容は次のとおりです。
“ ひと月余り前、日赤神奈川県支部の新社屋落成式に参列した折り、とても興味深い話を聞きました。 この式典にはミクロネシア連邦駐日大使ご夫妻も出席してくださったのですが、それには、こんなわけがあったのです。
およそ25年前、神奈川県内の大学に留学していたジョン・フリッツ青年は、知人の勧めで日赤支部主催の講演会に参加、水上安全法救助員と救急法救急員の資格を取得します。 同じ大学の学生だった後の大使夫人・百恵さんも、救急法救急員の資格を取り、これが、お二人と赤十字との縁の始まりとなりました。
卒業の時期を迎えてフリッツさんは、当時アメリカ統治から独立したばかりの故国に赤十字社を設立したいという夢を友人に語りながら帰国します。 しかしそれは、総簡単には進みませんでした。
数年後、駐日大使館の書記官として再来日したフリッツさんは、知人たちに協力を要請、これに応じて神奈川県支部が動きだしました。 調査団が結成され、ミクロネシアを訪れ大統領や政府機関、地域住民などに会い、支援を求める活動を展開したのです。
日赤十字社設立に向けた動きが加速し始めます。 翌年、同連邦はジュネーブ条約等を批准し、他方、同社設立準備委員会を4州に支部を設置して防災事業やボランテイア育成を開始いたしました。 この間、神奈川県支部の様々な支援活動も続けられていきます。
そして、2003年(平成13年)、フリッツ青年の夢がとうとう実り、正式にミクロネシア赤十字社が承認される日がやってきました。。。。。
最初はほんの小さなきっかけに過ぎなかったもの。それが、次第に人と人との絆を広げていき、大きな輪、力強い波動になっていく。 これこそ”もっとクロス!国際版”ではなかろうか、そう思い、とても心が動かされました。 ”
この記事を書いてくださった、副社長の大塚義治様、ありがとうございます。