(財)日本国際問題研究所の主催による公開シンポジウム『日本と太平洋島嶼国のパートナーシップ強化に向けて』(後援:外務省)に、パネリストとして参加しました。 これまで、日本と太平洋島嶼国はその歴史的な繋がりや積極的な経済支援を通じて、極めて友好的な関係を築いてきました。 しかしながら近年、日系人の世代交代や、他国の敬協力伸張、日本のODA予算減少等により、これまでのような関係を当然視することができなくなりつつあります。 そのような状況を踏まえ、現在抱える諸問題と今後の協力のあり方について、意見交換いたしました。
私は、『政府レベルのODAも重要ですが、それにプラスして民間レベルでの人と人との交流に対するODAの支援のあり方が重要である』ことや、『最も重要なのは、人材育成の強化であり、日本への国費留学生の枠を各国1名は確保していただく』等の意見を述べさせていただきました。 私自身も日系3世で、日本に留学することができたおかげで、現在、駐日大使として日本とミクロネシア連邦の架け橋となり、相互友好関係強化のために力を尽くしております。 これから、私の後に続く人材の育成が何よりも大切で、必要不可欠であるとつくづく思う次第です。