PALM5の奇蹟?占冠村(シムカップ村)とミクロネシアの出逢い

温度差40度!はてさて何の温度差でしょうか?

その夜、ミクロネシア連邦の国会に参加した後、リフレッシュもかねてポンペイのビレッジホテルで友人と夕食をしていました。

img_0540

すると、何やら日本の方らしき御夫婦が徐々に近寄ってこられるではありませんか。

日本の方に逢うといつもこちらから話しかけるので、いつものように、声をおかけました。

「日本の方ですか?」と私。

「そうです。私は北海道の占冠村から来ました。先日私の村でお会いした方にミクロネシアに行くと約束したので、はるばるやってきました。その人は今度占冠村で開催される第5回太平洋・島サミットの下見にいらっしゃった駐日ミクロネシア連邦大使のジョン・フリッツさんなんです。」と長谷川さん。

「えーつ?それは私ですよ!」と私。

しばらくの間、この偶然の出逢いに2人は手を取りあいながら、立ちすくんでいました。

私のお渡しした名刺を頼りにミクロネシアまで来ていただけるとは想像できたはずもありません。長谷川さんは占冠村の村会議員をされています。事前に言うと拒否されるので旅行をすべて予約してから奥様に伝えたのだそうです。

「遠くから見ていて、何となくですが、フリッツ大使に似た方がいらっしゃるなあと思い、ついつい、近寄ってきてしまったんです。でもこちらの方は皆よく似ているように見えるので半信半疑でした。お逢いできて本当に良かった。奇蹟です。来て良かった・・・。」

運命を引き合いに出すつもりはありませんが、出逢いはとても不思議なものです。これがもし一時間ずれていたら、一日ずれていたら私はここにいなかったし、出逢いもなかったはずです。

私たちはPALM5がくれた幸運な偶然に感謝しつつ、白ワインを飲みながらポンペイのゆったりした時間をすごしました。

この映像はお二人を次の日のランチにお連れした時の映像です。

もうおわかりでしょうか?冒頭のクイズは私がお邪魔した時の占冠村の気温と今回お逢いしたポンペイの温度差です。

今回の”PALM5″はきっと素晴らしいサミットになるでしょう。だって日本とミクロネシアを繋ぐこんなに幸運な出逢いがすでにはじまっているのですから。

YouTube Preview Image

This entry was posted in 大使の活動. Bookmark the permalink. Both comments and trackbacks are currently closed.