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皆さん、チェチェメニ号をご存知でしょうか。1970年代半ばにミクロネシア連邦のサタワル島から沖縄まで、星と月を羅針盤に、風と波を動力に、伝統航海術で航海した大型海洋カヌー(ワーセレス)です。現在、チェチェメニ号は大阪の民俗博物館に保管されていますが、今日はこの歴史的な航海を記録した(有)海工房の門田ディレクターと宮澤プロデューサーがご来館されました。嬉しいことに、今度はポロワット島でワーセレス『リエン・ポロワット号』を造船し、沖縄まで持ってくるという計画をして下さっています。伝統航海術とワーセレス造船技術は我が国の誇りであり、今回もどのような海の物語が生まれるのか、大変楽しみにしております。