
先日19日、当館にて、外務省大洋州課の市川恵一課長、矢野事務官、太平洋諸島センターの相馬所長と高野リエゾンオフィサーが来館され、外務省、PIC とレインボーネシア・プロジェクトチームを交えての今年初めての会議が開かれました。 2011年の春にポンペイ空港滑走路延長工事終了に伴う、日本からの就航便を実現させるために活発で有意義な話し合いがなされ、これからも各機関の協力を得ながら、このプロジェクトを進めて行きたいと思います。 皆様のご協力に感謝申し上げます。
先日19日、当館にて、外務省大洋州課の市川恵一課長、矢野事務官、太平洋諸島センターの相馬所長と高野リエゾンオフィサーが来館され、外務省、PIC とレインボーネシア・プロジェクトチームを交えての今年初めての会議が開かれました。 2011年の春にポンペイ空港滑走路延長工事終了に伴う、日本からの就航便を実現させるために活発で有意義な話し合いがなされ、これからも各機関の協力を得ながら、このプロジェクトを進めて行きたいと思います。 皆様のご協力に感謝申し上げます。
昨年11月 フリッツ大使が広島を訪問した際、多くの方々にお世話になりましたが、その中のお一人である後藤規史(ごとうただし)さんが来館して下さいました。後藤さんは、いつもミクロネシア連邦へ医療の愛の手を差し伸べて下さる伊藤剛時ニ先生の、医療法人健康倶楽部検診クリニックで、企画室次長をされています。鎌倉出身の後藤さんと、学生時代からの10年間藤沢で過ごし辻堂の海を愛するわれらがフリッツ大使とは、湘南ボーイ同士ということになりますね!後藤さんもミクロネシア連邦への医療奉仕団に同行されます。企画室ではプランニングから実行まで、様々なお世話を焼いて下さっている事を心から感謝しています。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年9月に訪問した、広島市立牛田中学校3年生の皆さんから、お手紙と寄せ書きの色紙をいただきました。色紙には、心温まるメッセージと素晴らしいヒマワリの絵が描かれていました。牛田中学校の皆さん、ありがとうございます!特に3年生の皆さん、受験頑張ってください!
お手紙の全文をご紹介させていただきます。
(主任・米田先生より)
拝啓 厳寒の候 貴台におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。さて、昨年のクリスマスには生徒達にクリスマスカードを賜り、厚くお礼を申し上げます。牛田中学校の生徒・教職員とともに、貴台のお心遣いを大変うれしく思いながら、拝読いたしました。今後ともよろしくご指導、ご鞭撻賜りますようお願い申しあげ、お礼のあいさつとさせていただきます。なお、末筆ながら貴台並びに貴大使館の発展をご記念申しあげますとともに、昨年9月に来校されました際にご同伴いただきました奥様をはじめとする皆様にも、よろしくお伝えくださいますようお願い申しあげます。 敬具 平成22年1月吉日 広島市立牛田中学校 第3学年 主任 米田修司
(3年生代表より)
あけましておめでとうございます。寒さ厳しいおり、ミクロネシア連邦大使館の皆様はいかがお過ごしでしょうか。私達、牛田中学校3年生は受験へ向け、一生懸命勉学に励んでおります。昨年の9月は、わざわざ牛田中学校までおいでいただき、ありがとうございました。直接、大使とお話をさせていただき、ミクロネシア連邦の美しい自然や魅力をたくさん知ることができ、将来ミクロネシア連邦に行ってみたいと思いました。とても貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。また、お会いできる日を楽しみにしております。
写真 フリッツ大使、前原大臣にジープ島をレインボーネシア カレンダーを進呈
フリッツ大使が国土交通省の前原誠司大臣とお目にかかりました。前原大臣は外交や防衛のエキスパートでもあり、太平洋諸国へは高い関心をお持ちの方であります。この日はお忙しいなか、新年のご挨拶と歓談のお時間をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。大臣にはご挨拶とともに、過去における日本とミクロネシア連邦との親交、現在の状況や大使館の活動、そして将来へ向けての良き関係作りのご提案などを、お話しさせていただきました。大臣も熱心に耳を傾けて下さりとても嬉しく思いました。
日本からは長きにわたり、さまざまなご協力をいただいております。そして現在も日本のODAにより、大型航空機発着可能となるポンペイ空港の滑走路拡張工事が進行中であります。これまでグアムでの乗り継ぎに時間がかかり、近くても遠い国であった日本とミクロネシア連邦。直行便を飛ばす事ができれば、日本から4時間位で行けるようになるそうです。しかし滑走路さえできれば飛行機が飛んで来る、という訳ではなく、実は飛行機を飛ばすこと自体、昨今では特に大変な事業となってきています。思案のしどころではありましたが、長年待ち望んできた多くの人々の期待に答えるべく、また親日家であるモリ大統領にも背中を押されて、あるプロジェクトを立ち上げました。
『レインボーネシア プロジェクト』と名付けたこの活動は、ポンペイ空港滑走路拡張工事完了時に、何とか第一便を飛ばす事を核として始まっています。この事をきっかけとし、両国間のさらなる親睦を深め、また観光客増加によりミクロネシア連邦国民のインフラ意識の向上、それに伴う雇用拡大、また環境意識の国際スタンダード化など、すべてにつながる、いわば国起こしプロジェクトになってくれればと、祈るような気持ちから生まれたプロジェクトであります。いかんせん1986年の大使館開館以来、初めての試みである為、ことあるごとに当たる壁も厚く高い活動でありますが、見守って下さる方々の声援に助けられ、真剣に取り組んでおります。
初代大統領だったトシオナカヤマは神奈川出身の二世、現在の大統領のエマニュエルモリは四国出身の四世、そしてフリッツ大使も、祖父が純粋な日本人ですから三世となります。人口12万人のうち5人に1人が日系人のミクロネシア連邦。日本の名前を持つ人もまだ沢山います。戦前戦後を通し現在そして未来においても、アジア太平洋の古き良き隣人として、また親戚として、良きおつきあいが続いていく事を、心より祈って止みません。
長い間ミクロネシア連邦に医療機器や医療団をお送り下さった広島市のChuuk(Truk) Promotional Support foundationの鈴木史郎さん亡き後、お兄様でいらっしゃる鈴木健三さんがその後を引き継いで下さっています。来月2月、またチューク州医療奉仕団として医師や看護士さんを伴って現地へ行って下さる事になりました。今回で何と第九回目となる医療奉仕団は、慢性的医療不足が深刻化しているミクロネシア連邦において、大変ありがたい活動であります。広島の伊藤剛二先生はじめ支援して下さる方々、参加して下さるすべての方々に、こころより感謝申し上げております。