“M.S. Kyowa Rose”進水式

10月30日快晴に恵まれ、大分県佐伯市において、私の人生初の進水式に臨みました。新船のオーナーは、永年お世話になっている協和海運株式会社で、船は全長125m 総屯数9,999トンの多目的運搬船で、現地の本田重工業株式会社により造船されました。実に30年ぶりの新船進水式ということで、貴重な歴史的瞬間に立ち合わせていただくという栄誉をいただきました。荘厳のなかにも感動的な進水式に参加し、海を駆け巡る姿を思い浮かべ、胸が熱くなりました。

協和海運とミクロネシア連邦の関わりは、約40年になります。その間、一貫して日本とミクロネシア連邦の架け橋になっていただき、私たちにとって、最も重要である島と島との交通、流通事業に多大なるご尽力をいただいてまいりました。わが国が、1986年独立して以来、わたくしたちのつながりは、さらに強い絆で結ばれ、御社は、両国の関係のまさに中枢を担っています。そして、今後KYOWA ROSEが加わることによって、経済、文化と多方面に渡り、ミクロネシア連邦の更なる発展に大きな力となってくださることでしょう。 

2011年3月、首都ポンペイ州国際空港の拡張工事が完成する予定です。そうなれば、日本からの大型直行便の就航が可能になり、海路、空路共にさらに両国間をつなぐ、大きく頑強な架け橋となることでしょう。

これからも協和海運とミクロネシア連邦の絆は、さらに強く結ばれていくことを願っています。

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(Official Ceremony)

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(Official naming of the Vessel by President Takamatsu)

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(Cutting the robe for launching by Mrs. Fritz and son Kimito-Christopher)

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( Successfully launched )

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(Photo session at the launching site)

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(Breaking Sake Taru at reception)

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(Reception table)

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PNG大使へのお別れのギフト『夜の浅草』

asakusa_small 2009年『夜の浅草寺』

パプアニューギニアのMichael M. Maue大使が任期終了でご帰国されるにあたり、日頃交流のあった35カ国の大使館からお別れのギフトを差し上げる事になりました。PNG大使は絵画がお好きという事でしたので、ニュージーランド大使のご推薦により、高橋由紀さんという画家の絵を、我がフリッツ大使が代表してお渡しして参りました。お届けした絵はアクリル絵画で、浅草仲見世通り山門周辺が描かれています。パプアニューギニアにご帰国後、これを日本滞在の良き思い出にしていただければ幸いです。

画家高橋さんは駐ニュージーランド日本大使のご息女でもあります。高橋由紀さんのHP

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リサーチに行かれる鹿児島大学グループの長嶋先生ご来館

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鹿児島大学の長嶋先生がご来館下さいました。日頃よりミクロネシア地域のご研究されており、いつも感謝いたしております。同大学の多島圏研究センターが来年4月より、国際島嶼教育研究センターに変わることに伴い、ミクロネシア地域の研究強化を計られる事になったそうです。ミクロネシア連邦大使館にとりましても良き話題であります。昨今のグローバリゼーショと環境変動に対する、島嶼環境学の拠点作りのため、今回はチューク、ポンペイ、コスラエに3つのグループが向かわれるそうです。一部では植物標本や蚊を採集し研究もされるとか。多くの成果が上げられますよう、心よりお祈り申し上げております。

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パシフィック インターナショナルさんからのご招待

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太平洋を扱って長い旅行会社、パシフィック インターナショナル(松田芳郎氏)が、ミクロネシア連邦の独立記念日(11月3日)を祝ってご招待下さいました。フリッツ大使、アンドリュー公使以下大使館員全員と、日頃交流のある方々と共に、楽しいひとときを過ごさせていただきました。パシフィック インターナショナルの松田社長さんは、太平洋の国々にご理解のある方で、日頃よりいろいろお手伝いいただいていおり、感謝しております。2011年ポンペイ新国際空港オープンを軸とした、ミクロネシア連邦の国起こし『レインボーネシア プロジェクト』にもご賛同いただいております。

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第6回ふじさわ国際交流フェスティバル 2009年11月8日

第6回ふじさわ国際交流フェスティバル実行委員長 水嶋正夫氏のごあいさつ

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山田秀一 藤沢副市長のごあいさつ

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海老根靖典藤沢市長(中央),大使ご親戚 相澤光春氏(右から二番目)と大使館職員

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大使のご親戚 相澤光春氏,相馬正人氏,大使のライフセーバー仲間中村直志氏

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レインボーネシアプロジェクトの心強いサポーター廣瀬久也氏(左より2番目)と内山价充氏(3番目)

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ミクロネシア連邦の民芸品

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国が誇る香り最高級 ポナペペッパー(総代理店ミヤ恒産)はいつも大人気

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J:COM湘南テレビのインタビューを受ける草柳卓江大使秘書

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いつもミクロネシア連邦のサポートをして下さるお仲間と大使館員

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1980年代、フリッツ大使がミクロネシア連邦より来日、東海大学へ通っていた頃から約10年間を藤沢で過ごした時代があります。大使の叔父で既に来日していた元プロ野球選手(高橋ユオンズ現千葉ロッテマリーンズ)の故 相澤進氏のすすめで日本へやって来たのでした。故 相澤進氏はミクロネシア連邦チューク州(日本時代から近年まではトラック諸島と呼んでいた)トール島(水曜島)の大酋長でもありました。日系2世なので カタカナでススムアイザワ と書く場合が多いようです。 なぜこのススムアイザワ氏が大酋長になったかと申しますと、フリッツ大使の祖父にもあたるススムさんの父 相澤庄太郎さんが、仕事でパプアニューギニアへ行く途中船が遭難、流されてたどり着いたところが、現在のチューク州(トラック州)だったそうなのです。そこで 結婚した相手が大酋長の娘さん(フリッツ大使の祖母)で、母系社会である現地の習慣にともない、二世のススムさんがその位を受け継いだ訳なのであります。このススムさんのご親族 はもともと古くから藤沢在住で、フリッツ大使や家族、大使館職員たちも含めて、現在でも良いおつきあいをさせていただいております。

前ふりが長くなりましたが、そういった深いご縁のあるこの地でこの度、第6回 ふじさわ国際交流フェスティバル に参加させていただきました。この事は大使館にとりましても意味深く新たな交流の輪も広がり、良き一日となりました。晴天に恵まれた藤沢駅北口サンパール広場特設ステージ では、中国舞踊、バリ島のダンス、フラメンコ、日本舞踊や楽器演奏などが披露されました。そして世界の料理や民芸品などがたくさんのテントの下に並びました。ミクロネシア連邦のブースでも国が誇るポナペペッパー、世界一美しくて小さな無人島リゾート『ジープ島』の写真を使った2010年度版カレンダー、4州の民芸品、公使夫人作のカップケーキとパイ、濃縮ノニ、またご寄付いただいたキッチン用品などを出品、おかげさまで好評を博しました。そのほか国際交流や国際貢献のボランティアグループ、ふじさわ湘南ロータリークラブ、かながわ湘南ロータリークラブの奉仕活動内容なども各ブースで紹介され、藤沢市北口はとてもインターナショナルな雰囲気が漂い、来場者の方々も青空の下とてもエンジョイされていらっしゃるご様子でした。

この日の実現にご苦労された方々に感謝申し上げるとともに、これからのご発展を心よりお祈り致しております。また足を運んで下さった方々、そしてこれからお目にかかるふじさわ市民の方々との新たな交流に期待を寄せております。

フェスティバルの様子は、藤沢市の広報番組 CATVジェイコム湘南で放映される予定だそうです。放送時間は現段階で未定ですが、以下で確認できますでしょうか。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouhou/page100009.shtml

レインボーネシア プロジェクトとは;ミクロネシア連邦を応援していただく為の公式プロジェクトです。

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